コンテンツマーケティング本の決定版!「商品を売るな」

はじめまして。ディレクターの細谷です。

ここ1〜2年の間にコンテンツマーケティング関連の記事を目にする機会が格段に増えてきました。特に昨年は、コンテンツマーケティングを取り入れオウンドメディアの運営に力を入れる企業が急速に増えているという実感がありました。 そんな中、新しいコンテンツマーケティング本が出版されていました。早速読んでみたところ良書でしたのでご紹介します!

商品を売るな コンテンツマーケティングで「見つけてもらう」仕組みをつくる
著者:宗像 淳
出版社:日経BP社(2014年12月出版)

「そもそもコンテンツマーケティングとは?」の解説が丁寧でわかりやすい!

この本は専門的でありながら読者目線を大事にしている本です。「なぜ?」や「どうやって?」という読者が知りたい部分の解説が丁寧でわかりやすいので、「そもそもコンテンツマーケティングとは何か?」という根本的な理解が深まります。その一例として、目から鱗が落ちるような解説がありました。

例えば、フランスのタイヤメーカーであるミシュラン(Michehin)は、1900年に自動車旅行に役立つ地図や自動車整備などの情報を掲載した400ページの「ミシュランガイド」を無料で3万5000部配布した。後の有名なレストランガイドにつながる最初のガイドブックである。自社商品であるタイヤを売るのではなく、自動車旅行を活性化するため、快適なカーライフに役立つ情報を提供したのだ。

なんとミシュランガイドは100年も前からコンテンツマーケティングとして始まっていたのです! ただ商品の宣伝をするのではなく、有益で正しい情報を顧客に与えるためのコンテンツ作りに注力することが本来のコンテンツマーケティングなんですね。 ちなみに、この「つみきブログ」もコンテンツマーケティングを取り入れた採用向けのオウンドメディアとして運営しています。

『商品を売るな』という大胆な書籍タイトルの意味は?

「なぜコンテンツマーケティングが効果的なの?」という疑問にもしっかり答えてくれます。 『商品を売るな』という大胆な書籍タイトルにあるように、「商品を売ってはいけない8つの理由」という形でコンテンツマーケティングが効果的である理由が詳しく示されています。 以下はその概要です。

  1. 広告宣伝費を抑えられる
  2. オピニオンリーダーになれる
  3. 顧客に嫌われない
  4. 顧客とのコミュニケーションが生まれる
  5. 顧客のロイヤリティが高められる
  6. ターゲットが絞り込みやすくなる
  7. 情報を自然に拡散できる
  8. 顧客の反応が検証しやすくなる

これら8つの詳しい解説を読むと、ソーシャルメディアの普及で顧客とのコミュニケーションの形が変化している今の時代だからこそ、一方的な商品宣伝ではなく消費者目線で考えるコンテンツマーケティングに取り組むことが顧客との信頼関係を築くための近道である、という事が理解できます。

国内外企業13の事例紹介が素晴らしい

この本の中では、コンテンツマーケティングに取り組む国内外企業の事例が13も紹介されています。しかも、取り組むことになった経緯や背景、具体的手法から導入後の効果まで「え?ここまで載せていいの?」というくらい濃い内容です!
規模も業種も異なる様々なケーススタディを読んでみると、抱える課題をしっかりと分析した上で「なぜそのコンテンツをつくるのか?」を考えることが重要だということがわかります。

実践前の診断チェックシートが使える!

最後のチャプターで具体的な実践方法が数々紹介されていますが、実践前に現状把握をするための「診断チェックシート」が用意されていて、それがかなり使えます。まずは現状把握からスタートすることが継続的にコンテンツマーケティングに取り組むためのコツのようです。

まとめ

「商品を売るな」は文章の内容がわかりやすいだけでなく、装丁も素敵なイラストで、全体的に読みやすいエディトリアルデザインでまとまっています。さすがコンテンツマーケティングの本だけあって読者の気持ちをつかむのが上手だなあ!と思いました。

弊社でもコンテンツマーケティングを取り入れたWEBリニューアルの提案が増えており、特に13の事例はとても参考になりました。興味がある方は単なるバズワードだと受け流さずに、この本を読んであれこれと考察してみることをおすすめします!

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