「目を引く! アイデアが光る! 素材を使わないデザイン」を読みました

つみきのデザインチーム若月・小池・栂です。
書籍レビュー2回目。今月の一冊はこちらです!

目を引く! アイデアが光る! 素材を使わないデザイン
出版社:パイインターナショナル(2013年5月2日出版)

概要

イラスト素材や写真など使わずデザインを表現するための参考書。

  1. 形で見せる
  2. パターンで見せる
  3. 色で見せる
  4. 文字で見せる

のデザインで項目分けをしています。
"素材をつかわないデザイン"なのでアイデアが重要な意味をもった事例を
多く見ることができます。


まずモチーフを見つける事。

抽象的のように見えますが、しっかりした意図があり、デザインコンセプトも表記していてわかりやすいし、個人的にデザインするとき、モチーフとなるグラフィック・色を考えてから制作に入るので、大変勉強になります。
重要なのはデザインの引き算。
この手のものはどんどん足してく傾向にあるかと思います。
(逆に写真の場合、要素がぶつからないために要素を引いていく傾向にある)
そこをうまく引き算してしっかりしたものに仕上げるか!というところがデザイナーの腕の見せ所ではないでしょうか。
このようなデザインをプレゼンで通す方、受ける方とも素晴らしい会社なんだなと思ってしました。

自分のデザインに『なにか足りない!』と感じる方にとても参考になるのではないかと思います。
ちょっとしたスパイス的に扱っても、有るか無いかでだいぶ印象もちがいますし、しっかりデザインコンセプトがあれば強いデザインになるかと思います。
と自分に言い聞かせ、頑張っていきたいです。

ベクターだけではない、「素材を使わない」アイデアが満載

素材がないとなると、写真の代わりにベクターでモチーフを作ったりドットなどのパターンを使ったり...と真っ先に浮かびましたが、この書籍ではそれよりもう一歩踏み込んだ魅せ方が紹介されています。

テクスチャをうまく使う、紙や印刷の質感を生かす、タイポグラフィ、
部分的に写真と組み合わせる...など見ていてわくわくするアイデアが満載でした。
同じようにパターンやベクターを使っても、
工夫によって全く違う印象のものが作れる
という良い例を沢山見ることができます。

素材を使わない分、色やタイポグラフィ、余白感が印象に大きく影響する面もあり、色や文字の扱い方もかなり参考になります。
書籍上ではポスターが多く掲載されていますが、ベクターやパターンを使うアイデアはウェブでも本領発揮できそうです。

伝わりやすさを意識すること

個人的に素材を使わないデザインは、難しいと考えています。
例えば写真は目を引くし、受け手がイメージを浮かべやすかったりしますが、
素材を使わないデザインの場合、メッセージを伝えるのが困難だと考えており、
メッセージを伝えるためには、練りこまれた説得力・必然性のあるデザインが求められることになります。 もちろん、使える素材が無い!といったネガティブなシーンもありますが・・

本書でも伝わりやすいという事を意識したという解説が多く見受けられ、 かなり練りこまれたデザインが並んでいる印象を受けました。
この伝わりやすさ、わかり易さの追求は、 今主流のフラット・ミニマルデザインに繋がるところがありますし、 特にロゴやアプリアイコンの作成に役立ちそうだなと感じました。

現役デザイナーは目を通しておくべき一冊だなと思います!


まとめ

素材を使わないため、シンプルで解りやすいデザインが多いように感じました。 特に下記のような特徴をもった作品が多く掲載されています。

  • 引き算のデザイン
  • アイデアが光る
  • 色やタイポグラフィ、余白感が印象に大きく影響する
  • フラットデザインに通じるところがある

全員の評価が高く良書なので、手元においておいて損は無いと思います!

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